座ってるだけでも痛い
ぎっくり腰の予防法
重いものを持ち上げた時、腰がギクッとなった。
顔を洗おうとして前かがみになった時に腰に痛みが走った。
このような、腰に負担がかかる動作や無理な姿勢を取った時に腰に激痛が走る症状が「ぎっくり腰」です。
突然激しい痛みがあらわれるので、欧米では魔女の一撃とも呼ばれるくらいに腰に激しい痛みが現れるとてもつらい腰痛症の1種です。
そこでここでは、このつらい痛みが突然起こる「ぎっくり腰」を起こさないための予防法や、起きてしまった時への対処法。
そして起きる原因や特徴的な症状などを詳しくご紹介します。
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目次
ぎっくり腰でよくあるお悩み
- ぎっくり腰になってから仰向けで寝られない
- ただ座っているだけでも腰がしびれるように痛い
- 痛みが強いときは熱まで出る
- 排尿や排便をするときに痛くてつらい
ぎっくり腰とはどのような
症状なのでしょうか
ぎっくり腰は急性的な腰痛の総称で、正式名称を「急性腰痛症」と言います。
このぎっくり腰になる原因はさまざまで、腰に負担のかかる作業をしたことが原因になる場合もあれば、
朝、布団から起き上がろうとしたら突然腰に激しい痛みが起こる場合もあるようです。
しかし、ぎっくり腰についての詳しい原因についてはまだ解明されていないことの方が多いようで、
椎間板や背骨、骨盤に炎症などが生じることによる異常ではないかと考えられています。
そこでここでは、ぎっくり腰が起こる原因や代表的な症状について詳しくご紹介してます。
ぎっくり腰の原因
●布団などの重いものを抱えた
布団などの重いものを抱えたり持ち上げようとしたときに、瞬間的に腰に負荷がかかって強い痛みが起こる場合があります。
●運動
普段あまり運動をしていない方がゴルフやテニス、野球やサッカーなどの運動をしたときにぎっくり腰になることがあります。
特に、テニスや野球などの腰を回す動作のある運動は腰に負担がかかるので、発症の原因となりやすいです。
●腰に疲れがたまっている時
長時間立ちっぱなしの作業をしていたときや、腰い負担がかかる作業をしていた時など「腰が疲れたな」と思った時は既にかなりの負担が腰にかかっている状態です。
このようなときは、疲れと共に腰の筋肉に炎症等が起こっている場合もあり、突然ぎっくり腰になる場合もあります。
●同じ姿勢をとっていた
デスクワークなどで椅子に長時間座っていると、上半身の重みを腰が長時間支えている状態になり、腰にはかなりの負担がかかっています。
また、同じ姿勢を取っていると血行不良などが起こっている場合もあり、腰回りのの筋肉が硬くなっている場合もあります。
そのような時、椅子から立ち上がった瞬間に激しい痛みが起こる場合があります。
●ストレス
人間関係などのストレスによってぎっくり腰が起こる場合もあるようです。
精神的疲労やストレスが痛みに対する抵抗力を失わせることがあります。
そのような時に腰に過剰な負荷がかかると、通常であれば耐えられる痛みでも激しい痛みとなって、ぎっくり腰の原因となることもあるようです。
ぎっくり腰の症状
●立っている、寝ているなどの姿勢に関わらず痛みが続く
ぎっくり腰によって腰の筋肉に炎症が起こった時などは、立っていても寝ていても、炎症が引くまでは姿勢に関わらず激しい痛みが続くときがあります。
●腰を曲げると痛い
骨盤のゆがみや腰の周りの筋肉に緊張などが起こっている時には、前かがみになるなど腰に負荷がかかる姿勢をとると腰から背中にかけて激しい痛みが起こる場合があります。
●腰だけではなく足にしびれが出る
痛みだけでなく、しびれが出たり一時的に足に麻痺が出る場合があります。
このような場合、腰の神経が損傷している可能性がありますので、医療機関へ受診してください。
日常動作に気を付けて
ぎっくり腰を予防しましょう
ぎっくり腰を起こすと、立ち上がることも座ることもままならないほどに激しい痛みが出る場合があります。
このようなとき、一刻も早く痛みから解放されたいがために、自己流のマッサージやストレッチなどを行う方がいますがこれは危険な対処法です。
湿布を貼って痛みを緩和する方法1つとっても、冷やす方がよい場合と、温めた方がよい場合の2つがあります。
また、マッサージなどが逆効果になる場合もありますので、正しい対処法を知ることが大事です。
そして、なにより大事なのは、ぎっくり腰を起こさないように日ごろから予防をすることです。
こちらではぎっくり腰にならないための予防法と、起きてしまった時の正しい対処法を詳しくご紹介してみようと思います。
ぎっくり腰の予防法
●腰を曲げずに膝を曲げる
前かがみの姿勢になって、床にあるものを拾う時や、布団を上げる時、重たいものなどを床から持ち上げるときに腰に大きく負荷がかかりぎっくり腰になることがあります。
このようなことを予防するためには、腰を曲げるのではなくて膝を曲げる、膝を床に着けるといった姿勢を取ることが腰への負担軽減となり、ぎっくり腰への予防になります。
●腰を冷やさない
エアコンなどを使う季節では、冷気が腰に当たりやすくなり、腰が冷えることがあります。
この「冷え」はぎっくり腰が起こる原因ともなり、血行不良なども起こりやすくなります。
血行が悪くなった腰の筋肉は硬直しやすくなり、硬直した筋肉に負荷がかかると、筋肉が損傷したり炎症を起こす場合があり、これがぎっくり腰を起こす原因ともなります。
エアコンを使う季節では、冷気が腰や下半身に直接当たらないように注意してください。
また、冬の寒い季節に外出する際にはタイツなどを履いて下半身を温める工夫をしてみてください。
●ストレスをためない
ストレスは筋肉を緊張させることがあります。
また、ストレスによって痛みに敏感になる場合もあるようで、これが腰の痛みに敏感になる原因ともなります。
人間関係などでストレスを抱えている方は、音楽を聴く、お酒を適度に飲むなどでストレスを減らす工夫をしてみてください。
●適度な運動
腰の周りの筋肉は、適度な柔軟性が無いと荷重や負荷に対して耐久性が落ち、少しの負荷がかかるだけでもぎっくり腰を起こしやすくなります。
適度な柔軟性を維持するために大事なことは、適度に運動することで血行を促進し、筋肉に適度な刺激と柔軟性を付けることです。
ぎっくり腰の対処法
●湿布で痛みに対処する
痛みを感じ始めの時は、腰回りの筋肉に炎症が起きている時があります。
このようなときには、冷感湿布や氷などで痛みのある個所を冷やすことが効果的です。
そして、ある程度痛みが和らいで来たら、次は温めてあげてください。
温感湿布や湯たんぽ、ホットタオルなどで温めて、血流を良くしてください。
●安静にする
激しい痛みが起きた時は、ストレッチなどは後回しにして、まずは横になって安静にすることが大事です。
施術は痛みが和らいでからにして、激しい痛みが引くまでは身体を休めてください。
●医療機関を受診する
ストレッチなどで筋肉を伸ばすなどで対処する方法もありますが、ぎっくり腰の場合、ただの痛みが実は「ヘルニア」の症状だったり「椎間板」などに重篤な損傷が起きている場合もあります。
あまりに痛みが続く場合には、医療機関を受診して専門医の指示で対処したほうが良いでしょう。
jsメディカル整体院の
【ぎっくり腰】アプローチ方法
急性腰痛であるぎっくり腰はできる限り早期の対応が好ましいです。
科学的にも「安静にし過ぎるのは良くない」というデータも出ているくらいです。
当院では無理のない範囲でゆっくり身体を動かし、原因となる筋肉と骨を調整していきます。
カウンセリングの段階で万が一、痛みの強い「ヘルニア」など対応不可能な状態の場合は、連携している専門の整形外科にスムーズにご紹介することが可能ですのでご安心ください。
著者 Writer
- ナカジマ ミツオ
中嶋 光夫 - 趣味:登山、バイク、読書(ビジネス書、漫画)温泉
得意な施術: 姿勢骨盤調整、筋肉ほぐし
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